医療安全情報。バルプロ酸ナトリウム徐放錠AとBの調剤間違いに注意!

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こんにちは ねこの静六です。

バルプロ酸ナトリウム徐放錠に関するヒヤリハットが2020年6月に報告されていました。

以下のようなヒヤリ・ハットの内容でした。

一般名処方「バルプロ酸ナトリウム徐放錠200mg」と記載がありセレニカR錠200mgと思い込んだという内容でした。

多くの薬剤師の方はすぐにわかると思います。もしすぐにピンと来なければ今覚えましょう!

バルプロ酸ナトリウム徐放錠には

バルプロ酸ナトリウム徐放錠A=先発品名デパケンR錠 1日1~2回タイプ


バルプロ酸ナトリウム徐放錠B=先発品名セレニカR錠 1日1回タイプ

の2つのタイプがあります。薬物動態も異なるために用法が異なります。

セレニカRには2020年11月現在ではジェネリックは存在しません!

一般名処方がバルプロ酸ナトリウム徐放錠とのみ記載されている処方箋の場合は用法だけで推測して判断せずに必ず疑義照会を行いましょう!

その他にも

  • ヘパリン類似物質
  • テオフィリン徐放錠
  • インスリン製剤

なども一般名と該当する先発品が一致させにくい(間違いやすい)製剤として有名です。是非焦って間違わないように事前に確認しておきましょう!



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