こんにちは ねこの静六です。
今回はサービス担当者会議について書きます。
サービス担当者会議が重要だと感じたきっかけ
みなさんはサービス担当者会議参加に参加していますか?私の場合、在宅を始めた頃はサービス担当者会議にあまり参加できてませんでした。参加できない主な理由は、介護のサービスは患者さんの容態の変化で急に内容が変わる事があり、そのつど会議か開かれる為です。私の地域の調剤薬局は慢性的な人員不足があり、中々急な会議に対応しきれない事多く、多くの場合サービス担当者に対する照会(依頼)内容の用紙で回答している事が多かったです。これでは駄目だなぁ~と思いながらも中々参加できる機会もなく、過ぎていたのですが、2年ほど前にサービス付き高齢者住宅に入居してきた末期の脳腫瘍の患者さんの在宅依頼が入りました。脳浮腫を取るグリセオールやステロイド剤の点滴は病院から、オピオイド等の内服薬の対応は調剤薬局から行うといった複雑な事例で、医師も含めたサービス担当者会議に出席しました。その時に居宅療養管理指導の算定できる最高回数月8回ではフォローしきれるのか?凄く不安があった時、会議に出席されている訪問看護の方や訪問介護の方が、「自分の職種で出来る範囲の確認・見守りはします」と言ってくださって、介護のプランをみんなで決め、乗り切れた事がありました。
サービス担当者会議に出席できない時にケアマネさんに提出していた書類例です
そもそもサービス担当者会議とは?
サービス担当者会議は患者さんに最良の介護サービスを提供するため、ケアマネさんを中心とした各サービスの担当者がケアプランについて評価や意見を出し合い検討する場です。
会議が開かれるきっかけとしては以下のタイミングがあります。
- はじめてケアプランを作成するとき
- 介護サービス(プラン)に変更が生じた時
- 介護度が変わった時
- 介護認定の更新時
- その他適時
サービス担当者会議に参加するようになって良かった事
会議に参加するようになって良かった事は患者さんのサービスの向上に関われる事以外にも沢山あります。例えば、ケアプランをきちんといただけたり、患者さん毎にケアマネさん・訪問看護・訪問介護・その他の職種の担当者が異なるため、人の繋がりが広がりやすいという事があります。また普段患者宅で他のサービスの方と居合わせてもそれほど話すこともできませんが、会議の場では色々情報を教えていただけます。「〇〇といったケースでも薬局さんで処方箋受け付けてもらえますか?」など在宅に関わらず他の方の処方箋応需に関する相談もいただきます。ビデオ会議などで出来るようになればもっと参加しやすいでしょうね。
サービス担当者会議に参加するには?
居宅療養管理指導は居宅サービスにおける「支給限度額管理」の対象外であり、ケアプランに必ず含める必要が無い為、積極的に声掛けしてもよいのか迷うといったケアマネさんの意見も聞きます。ですので、サービス担当者会議に参加するには担当ケアマネさんに薬局にも声掛けしてほしいと伝えた方が良いと思います。
私はこの書籍の古いバージョンのものを読んだり、困った時に調べながら、在宅・居宅療養管理指導を勉強しました。第3版からは地域包括ケアシステムについても解説が書かれていました。
私は在宅・地域連携に介入しだして以降、多職種の方からの在宅の依頼が多すぎて、自分の薬局だけで受けきれず残念な気持ちになる事があります。在宅を始めてくれる薬局がもっと増え、世の中の在宅依頼への需要に応えることで、調剤薬局の薬剤師として地域貢献したいと思い私の実経験をブログに書かせていただいています。少しでも皆様の現場のお役に立てれば幸いです。
今日もありがとうございました。
コメント