こんにちは ねこの静六です。
今日は最近CMでもよく宣伝している八味地黄丸についてどのメーカーのものが一番コストパフォーマンスが良いか薬剤師の目線で調べて評価しました。
八味地黄丸に含まれる生薬と主な生薬の作用は?
八味地黄丸には以下の8種類の生薬が含まれています
- 地黄(ジオウ):貧血症状を改善し体を滋潤する
- 山茱萸(サンシュユ):滋養強壮、抗アレルギー
- 山薬(サンヤク):滋養強壮
- 茯苓(ブクリョウ):利水作用、鎮静
- 沢瀉(タクシャ):利水作用
- 牡丹皮(ボタンピ):消炎、止血、鎮痛、血行促進
- 桂皮(ケイヒ):発汗、解熱、鎮痛
- 附子(ブシ):利尿、強心、鎮痛、体を温める
8種類の生薬が作用しあって八味地黄丸としての頻尿、排尿困難、残尿感、軽い尿漏れ、腰痛、しびれ、かすみ目などの老化にともなう症状に用いられています。
各社の八味地黄丸のコストパフォーマンス比較
各メーカーの八味地黄丸を確認しました。
私が見つけた最安値の金額で1日あたりの費用を計算しました。
🏆コストパフォーマンスNo1は「クラシエ」漢方八味地黄丸料エキス錠 540錠
1日あたりの八味地黄丸の成分量とコストを比較した結果、コストパフォーマンスNo1は「クラシエ」漢方八味地黄丸料エキス錠 540錠になりました。「クラシエ」は医師が処方する医療用の漢方薬を昔から製造しているメーカーで安心感もあります。
コストパフォーマンスNo2は八味地黄丸料エキス顆粒クラシエ 45包
2位もクラシエの製品ですが、こちらは顆粒タイプの商品です。1日あたりの費用はこちらの方が少し高くなります。
コストパフォーマンス3位以下の八味地黄丸の商品
3位以下の商品からは1日コストが100円を超えています。長期で続ける場合にはコストは結構かかりそうです。
1日の費用 970円÷8日=121.3円
成分・分量
成人1日の服用量12錠(1錠370mg)中に次の成分を含む
八味地黄丸エキス(1/2量)2,600mg(ジオウ2.5g,サンシュユ・サンヤク・タクシャ・ブクリョウ・ボタンピ各1.5g,ケイヒ・ブシ末0.5gより抽出。)
1日費用 3944円÷24日=164.3円
成分・分量
本品2包(3.75g)中、下記の割合の八味地黄丸エキス(1/2量)2.0gを含有する
日局ジオウ 3.0g
日局サンシュユ 1.5g
日局サンヤク 1.5g
日局タクシャ 1.5g
日局ブクリョウ 1.5g
日局ボタンピ 1.25g
日局ケイヒ 0.5g
日局ブシ末 0.25g
1日費用 3500÷20日=175円
八味地黄丸料エキス錠〔大峰〕の1日量(12錠)中には下記生薬より得た八味地黄丸料エキス(1/2量)2200mgを含む。
ジオウ:2.5g、ブクリョウ:1.5g、サンシュユ:1.5g、ボタンピ:1.5g
サンヤク:1.5g、タクシャ:1.5g、ケイヒ:0.5g、ブシ末:0.5g
今CMでよく見かける奈良八味地黄丸錠のコストパフォーマンスも調べてみました。
(2020年12月28日現在)
1日費用2090÷31日=67.4円 (初回購入1世帯1箱まで)
1日費用6578÷31日=212.2円 2箱目以降
八味地黄丸エキス(1/2量)2200mg(ジオウ2.5g、サンシュユ・サンヤク・タクシャ・ブクリョウ・ボタンピ各1.5g、ケイヒ・ブシ末各0.5gより抽出)
今回八味地黄丸について調べてみて想像以上に値段に違いがあり面白い調査でした。
八味地黄丸を購入するなら最初にご紹介した「クラシエ」漢方八味地黄丸料エキス錠 540錠がコストパフォーマンスが素晴らしくて良いと思います。
今日もありがとうございました。
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