土作りの勉強。土壌改良から始める一からの家庭菜園

家庭菜園 土づくりの知識

こんにちは ねこの静六です

2020年9月1日から市営の貸農園を借り、野菜作りを始め1年以上が経ちました。元々自宅の庭で家庭菜園を楽しんでいたので少しは栽培の知識は持っていましたが、畑で栽培すると沢山の新しい発見があって日々とても楽しみながら野菜作りを行っています。

今回は貸農園での土づくりについて書きたいと思います。

私が借りた貸農園

私が借りたのは市営の貸農園です。定期的に新規使用希望者の募集が広報に掲載されます。普段じっくりと広報なんて読まないのですが、妻が見つけてくれました。広報には色々とお得な情報が載っているようです。

借りた貸農園の情報
  • 年間料金1万円でJAが管理運営(安い)
  • 水道設備完備で使用制限なし
  • 広さ20㎡(それほど広くない)
  • 以前の借主がどんな野菜を育てていたのかは不明

基本的な土づくり

貸農園などで以前に何の野菜が植わっていたかわからない場合、連作や病気を出来るだけ防ぐためしっかりと土を観察し、土づくりする事が必要です。しかし、土づくりはこだわり出したらキリがありません。野菜作りを始めて感じた事ですが、土は野菜栽培を続ける程に良い土に変わっていきます。ですので、今回は基礎的な石灰と堆肥を使用した土づくりの手順を紹介したいと思います。

①石灰を散布し、しっかりと耕す

これから野菜作りを始める土壌に石灰(カルシウム)を散布します。土づくりで石灰を散布する主な目的は土壌の酸度調整にあります。土壌は放っておくと徐々に酸性に傾きます。野菜によって適する酸度は異なりますが、多くの野菜は弱酸性~弱アルカリ性(pHで言えば6.0前後)が適するとわかっています。また、土壌を弱酸性~弱アルカリ性にする事で、野菜栽培に必要なミネラルをバランスよく吸収できます。

はじめての土づくり、石灰の使い方

野菜作りをする土壌に、苦土石灰を1㎡あたり100g~150g散布し、しっかりと耕します。その後1~2週間放置します。私の借りている貸農園は20㎡の広さなので、苦土石灰を2Kg~3Kgを使用する計算になります。

苦土石灰とは?

苦土石灰は苦土(マグネシウム)と石灰(カルシウム)が入ったアルカリ性の土壌改良肥料

  • 苦土(マグネシウム)は葉緑素のもとで酵素反応の活性化や地中のリンを引っ張り植物に吸収されるように促進する作用がある。
  • 石灰(カルシウム)は根の伸長させる、炭水化物を実に移動させる、細胞壁を強くする、低温・乾燥・病原菌のストレスに強くする作用がある。

石灰を撒いて土壌を耕す際に、土壌に埋まっている根茎・球根・石などは丁寧に取り除き、わかる範囲で何の根茎や球根なのか調べる事をお勧めします。例えば連作障害が出やすい里芋やマメ科の根っこに付く根粒菌が土壌から見つかった場合には、その場所には他科の作物を植える事で病気になる事リスクを下げる事ができます。

②堆肥の使用

牛糞堆肥

苦土石灰をまいて1~2週間たったら、1㎡あたり2Kg~3Kgの堆肥をまいてしっかり耕します。主な堆肥の種類と特徴を下に挙げてみました。何種類もありますが、初めて土づくりするのであれば、ホームセンターにいって一番沢山販売されている一袋(40ℓ)で300円前後の牛糞堆肥又はバーク堆肥を使用されると良いと思います。

堆肥の種類と特徴

基礎的な土づくりの方法についてはここまでです。最初にも書きましたが、土づくりは野菜作りを繰り返していく中で、徐々に良くなってきます。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。


鍬はステンレス柄がステンレス製のものが軽くて使いやすいです。


肥料の事をやさしい絵で楽しく学べる書籍です。かなり面白く、おすすめです。

土づくりの知識
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