こんにちは ねこの静六です。
今回はコールラビ栽培について書きたいと思います。
コールラビはキャベツの仲間です。あまりスーパーなどで見かけませんが意外な事に日本にも明治時代にはヨーロッパから渡ってきているそうです。
地元の野菜を販売している道の駅で初めてコールラビを見つけ、「どんな野菜なんだろ?」ってとても気になり育ててみました。
今ではその美味しさに魅了されてしまい、晩冬、初夏、秋と年に3回も種まきし、ほぼ一年中食べる位育てています。色んな野菜を育ててますが、コールラビ栽培は一番自信があるかもしれません!
栽培するにあたって調べた基礎的な情報や栽培手順、使用できる農薬について書いています。
コールラビの基礎情報
コールラビ栽培で注意したい主な害虫・病気
害虫・病気に対応する薬剤
コールラビに使用できる農薬を調べましたが、2021年2月24日時点では野菜類に適応のある農薬しか使用できません。
今回は野菜類として登録があり、JAS法に基づく有機農産物生産にも使用できる農薬のみで対応する事にしました。
準備した害虫用農薬
害虫用としてはゼンターリ顆粒水和剤とアーリーセーフを準備しました。
準備した病気用農薬
立枯病と根こぶ病については薬剤を使用するよりも以下の様な土壌環境に注意して対応します。
- 連作障害に注意
- 水はけの良い土壌
- 苦土石灰で土壌の中和と共に殺菌
上記対応を行い、コールラビの至適土壌pH6~7にできれば立枯病、根こぶ病はあまり発生しないと思っています。
その他のカビや細菌による病気を想定してZボルドー水和剤と、カリグリーンを準備しています。
展着剤
農薬はよく説明書を読んで使用しましょう!
コールラビの栽培手順
コールラビの栽培手順です。農薬や追肥は予定のタイミングを書いています。私も初栽培なので、栽培しながら写真や日時を更新していきます。
- ①育苗用トレーに野菜培養土を入れ種まき
種まきは2021年3月1日に行いました。まだ寒い日が続くので植付けまではミニ温室で育てる事にしました。
- 今回はセルトレーで苗づくり
- 発芽率80%以上なので1つのセルに2粒の種をまく
- 好光性種子なので覆土は5㎜位
- 土は市販の培養土を使用
- 種が流れないように注意しながらたっぷり水やりする
- 種まき後は本葉が3枚から4枚くらいなる頃に1セルに1本の苗に間引き、葉5枚前後になるまで育苗する
春秋の条件の良い季節ならば種まきから30日程度で植付け可能な苗になります。2021年の2月~3月は特に寒かったこともあって植付苗になるまでに50日程かかりました。
気温が15℃以上あるようでしたら地植えでも十分発芽します。
本葉が2~3枚以上出てから間引いた苗はかなり強く、間引いた苗を空いてるトレーや畑に植付けてあげると簡単に根付いて育ってくれます。
- ②コールラビ栽培の土作り
- 苗の植付け2週間前に苦土石灰120g/㎡施肥する
- 苗の植付け1週間前に堆肥2㎏/㎡と元肥(N:K:P=8:8:8の化成肥料を100g/㎡)を施肥する
- 畝づくり:畝幅40cm、深さ20cmで畝を作成
- ③苗の植付け
苗の本葉が5枚位になったら株間20cmで畝に植付ける
- 植え付ける前の苗に水を与える
- 植付け後も苗にたっぷりと水を与える
- ④追肥と土寄せ
以下のタイミングで2回追肥(N:K:P=8:8:8の化成肥料50g/㎡)を行う
- 本葉が10枚のころ
- 玉の肥大が始まるころ
追肥は畝の両側に均等にばらまき、土に肥料を混ぜ込みながら株元へ土寄せする
- ⑤収穫
球の直径が6~10cmになったら収穫出来ます。収穫が遅れると肥大して硬くなり繊維質が多くなります。
- 農薬について
球形の茎がとても丈夫なので、茎が肥大し始める頃まで防虫ネットで管理出来れば深刻な病害虫の被害は少ないです。害虫対策はゼンターリ顆粒水和剤だけで十分でした。病気予防にはZボルドーをあらかじめ使用していましたが、かなり丈夫そうな野菜なので次は完全無農薬で作ってみたいと思います。
まだまだマイナー野菜のコールラビ。栽培に60日~90日程と時間がかかりますが可愛い見た目とは違い丈夫でとても育てやすかったです。是非一度チャレンジしてみてください!
今日もありがとうございました。
今までに育てた菜園野菜です。是非覗いてみて下さいね!
五十音順で並び替えも出来ます。
ブログ内菜園野菜と種まき時期一覧表
リンク先に各野菜の栽培方法・病害虫について書いています。是非覗いてみて下さいね!〈種まき・球根植付け時期は〇〉〈苗の植付け時期は🔶〉
五十音順で並び替えも出来ます
作物名 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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エンドウ | 〇 | 〇🔶 | 🔶 | |||||||||
オカワカメ | 〇 | 〇 | ||||||||||
オクラ | 〇 | 〇🔶 | 🔶 | |||||||||
カブ(聖護院カブ) | 〇 | 〇 | 〇 | |||||||||
キュウリ | 〇 | 〇🔶 | 〇🔶 | 〇🔶 | 🔶 | 🔶 | ||||||
茎ブロッコリー(スティックセニョーラ) | 〇 | 〇🔶 | 〇🔶 | 〇🔶 | 〇🔶 | 〇🔶 | 〇🔶 | 🔶 | 🔶 | |||
コールラビ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
ゴーヤ | 〇 | 〇 | 🔶 | 🔶 | ||||||||
サトイモ | 〇 | 〇 | ||||||||||
シカクマメ(四角豆) | 〇🔶 | 〇🔶 | ||||||||||
ジャガイモ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||||
シュンギク(春菊) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||||
ダイコン(大根) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||||
チンゲン菜 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
トマト・ミニトマト | 〇 | 〇 | 〇🔶 | 🔶 | ||||||||
ニンジン(人参) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
ネギ(九条ネギ) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||||
パセリ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
ピーマン | 〇 | 〇 | 🔶 | 🔶 | 🔶 | |||||||
ホウレン草 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
ミツバ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||||
ヤマイモ(自然薯)、ムカゴ(零余子) | 〇 | 〇 | ||||||||||
ラッキョウ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||||
ルッコラ(ロケット) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||
ローズマリー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
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