こんにちは ねこの静六です
今回はダイコンの「三太郎」という品種について紹介したいと思います。今まで私は「耐病総太り」、「秋相撲」といったダイコンを栽培してきました。どちらも立派に大きく成長してくれるダイコンなのですが、それなりに畑のスペースが必要です。そこで、スペースが狭くても育てやすいと言われている「三太郎」を2022年2月から栽培してみました。育ててみて家庭菜園にとても向く品種だと感じました。
ダイコン「三太郎」の特徴
タキイ種苗のHPにはダイコン「三太郎」について主に以下の様な特徴が紹介されています。
- とう立ちがとても遅い
- ス入りが遅く、裂根もしにくいのでとり遅れによる失敗が少ない(家庭菜園にも向く)
- 耐寒性が強い
- 短形品種のため比較的耕土が浅い場所での栽培も可
- 草勢は比較的おとなしい。密植栽培が可能で株間を調節することにより、お好みのサイズ(0.5~3kg程度)で収穫できる。
- 萎黄病、ウイルス病などの病害にも強い
- 肉質は緻密で純白、調理の味がしみこみやすい
ダイコン「三太郎」の栽培過程
2022年2月15日に種まきしました。秋植えなら4~5日程度で発芽すると思いますが、冬期という事もあって黒マルチと不織布によるトンネル保温をした状態で栽培を始めました。それでも発芽まで10日程かかりました。肥料に関しては成長がゆっくりの時期なので有機入り化成肥料使用しました。
種まき時の大まかな情報
- 株間20cm
- 保温対策:黒マルチ・不織布トンネル
- 元肥:有機入り化成肥料 (N:K:P=8-8-8)を1㎡/100g
- 自家製堆肥2㎏/㎡
- 石灰:すでに酸度調整出来ていたのでカルシウム補給目的のみでカキ殻石灰を20g/1㎡(気持ち的な施肥で必要無いかも知れません)
種まきから1ヶ月、ようやく本葉5枚位まで成長したので、この写真の後、間引いて一本立ちにしました。左奥2株のダイコンは発芽後ネキリムシに食害されてしまったので撒き直しています。ダイコン三太郎は耐病総太りと比べると葉が丈夫で硬い印象です。
気温が高くなってきたので、保温の黒マルチと不織布トンネルを剥がしました。ついでに有機入り化成肥料 (N:K:P=8-8-8)50g/㎡を追肥。
種まきから40日程度経過しました。秋植えダイコンなら白い根が見え始めてくる時期ですが、まだまだ葉っぱだけの状態です。
追肥から約2週間、気温の上昇と共に大きく成長し、葉が立ってきました。葉の付け根にはアブラムシがかなり発生していました。アブラムシはウイルスを媒介する事があり、成長に悪影響を与える恐れがあるため、アーリーセーフで駆除しました。
種まきから60日、ようやく少しダイコンらしくなってきました。2日前にアーリーセーフを使用したため、アブラムシは駆除出来ていました。これからも多少アブラムシは出てくると思いますが、もう収穫までに大きな被害を受ける事は無いと思います。
株間20cmで狭めに植えましたが、草勢が大人しいのでお互いにあまり邪魔をしていません。ダイコン「三太郎」は私を含め、狭い畑で家庭菜園していてる方にも数量の収穫が十分に目指せます。
種まきから70日超、1100g程度のダイコン「三太郎」が収穫出来ました。太さ10cm、長さ22cm程度の大きさです。短形品種のダイコンならではのポッテリとした形はとても満足感が高いです。
今回はダイコン「三太郎」について紹介してみました。家庭菜園で気軽に大根を作ってみたい方にはとてもお勧めできる品種だと思います。味もとても美味しいので広い畑を手に入れても私は栽培すると思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
コメント