内部留保がある日本企業は大丈夫?内部留保の意味をきちんと理解しよう!

財務諸表知識

こんにちは ねこの静六です

コロナ禍において日本企業は内部留保がたくさんあるから海外から見直されている。もっと前には貯まりまくった内部留保を従業員に還元などの変わった議論がでていました。

ちなみに内部留保は財務省の発表する法人事業統計で2018年度は463兆円になったとしています。

そもそも内部留保とは何なのでしょうか?

内部留保=貸借対照表の利益剰余金を示しています。

そもそも利益剰余金とは

利益剰余金とは、企業が生み出した利益を積み立てたお金で、会社内部に蓄積されているものを指します。

引用先:SMBC日興証券HP

この説明だけ見るといかにもいっぱいお金を貯めこんでそうですよね?

貸借対照表で利益剰余金がどこに当てはまるのか?図を載せてみます。

貸借対照表の基礎は⇒財務3表の一つ 貸借対照表の読み方の基礎

利益剰余金は貸借対照表の右側の純資産に分類されます

貸借対照表の右側=どうやって会社にお金を集めたのか?

貸借対照表の左側=集めたお金でどのような資産を手に入れたか?

が示されています

よって内部留保=利益剰余金はあくまでも資金の調達方法であり、実際には貯まった利益剰余金は現金・預金・土地・建物・有価証券等の資産へと変わっています。

このことから貯まった内部留保が多いから良いとか悪いとか、還元できるとか単純な話では無いことは明白です。

会社の資産に対する利益を得るには会社の株主になるしかありません。株式投資を始めてみると、経営者側の目線で事業を見ることができ、結果自分の仕事にも新しいアイデアが出て良いと思います。

今日もありがとうございました

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