新興国株投資。コロナは中国経済がアメリカに追いつくのを5年早めた?今後は中国への投資もメインになる時代に。

趣味の個別銘柄投資

こんにちは ねこの静六です。

今日はWSJの記事に以下の様な記事が載っていました。

GDP rose 2.3% last year, making China the only major world economy to record gains

記事引用:ウォールストリートジャーナル

上の記事を日本語にざっくり訳すと

「2020年の中国のGDPは+2.3%と世界で唯一プラス成長であった」

という感じでしょうか?

コロナの起点となってしまった中国ですが、結局一番早く収束し、他の先進国がダラダラとコロナの影響が続いている事が中国が2020年唯一勝ち組になれた要因と言われています。2021年1月15日現在中国でもまたコロナが増えてきていますので、このまま一人勝ちが続くかはまだわかりません。

しかしどちらにせよ近い将来多くのエコノミストが中国がアメリカの経済力に追いつくと予想しています。ではその時期はいつなのでしょうか?

WSJでは2028年に中国がアメリカを追い越す予測の記事を紹介している

下の図は2021年1月18日のWSJの記事の載っていたチャートです。

画像引用先:ウォールストリートジャーナル
  • コロナ前(pre-Covid)の予測➡2033年に中国のGDPがアメリカのGDPを追つく
  • コロナ後(Post-Covid)の予測➡2028年に中国のGDPがアメリカGDPに追いつく

とコロナの影響で5年も早まる予測となっています。本当に5年も早まるのかはわかりませんが、超高齢化ともわれる中国ですが経済の伸びには今後ますます注目する必要がありそうです。

中国株個別投資にはアメリカ株よりも難しい要素がある

GDPの今後の予測だけでも中国株にはとても魅力がありますが

  • 社会主義
  • 国が企業に大きく関与する可能性がある
  • 香港問題
  • アメリカ政府が「軍事リスク」を考慮した一部の中国企業の上場廃止検討
  • 中国内の情報の信ぴょう性
  • 日本でもかなり決済が通用するようになってきた「アリペイ」を運営するアントに対する中国共産党のIPO中止措置

など中国の個別株を投資するにあたっては検討すべき懸念要因がたくさんあります。そこが未だにETFや投資信託で新興国分類される所以かもしれません。

私自身は中国個別株はアメリカに上場するビリビリ(BILI)だけ2020年夏ごろから所有しています。

ビリビリは中国版のYouTubeともいわれていてビデオ、ライブ放送、ゲームなどのエンターテイメント・コンテンツを提供する会社です。ビリビリは主に中国ユーザーに対してのサービス提供がメインであるため、上場廃止リスクが低いと考えて投資しています。(あくまでも個人的見解です)

個別株を購入するほどリスクを取りたくない場合には投資信託もあり!

先ほど挙げた様な中国株個別投資の懸念要因が解決出来ない場合にはまずは投資信託を使って中国やアジアその他の新興国を一緒にまとめて投資してリスク分散する方法もあります。

例えば以下の様なファンドは直近1年ではインデックス投資の王道といわれるS&P500種指数に連動する投資信託にも勝っています。

  • SBI・新興国株式インデックス・ファンド
  • eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
  • eMAXIS 日経アジア300インベスタブル・インデックス

以下が比較した楽天証券のHPから引用したチャートです。楽天証券は自分で投資信託を比較する事が出来、そのまま投資信託の購入も出来るのでとても便利です。

画像引用先:楽天証券

オレンジ色のチャートがアメリカS&P500種指数に投資する投資信託ですが年間リターンは8.23%それに対し、3つの投資信託は9.58%、16.46%、13.27%といずれもS&P500を上回っています。

3つの投資信託の簡単な違いは以下の様になっています。

投資信託名投資対象地域連動指数
SBI・新興国株式インデックス・ファンド中国42%、台湾16.5%、インド11%、ブラジル6%、南アフリカ4%などを主とする新興国株式に投資。(2020年12月時点)FTSEエマージング・インデックス(円換算ベース)
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス中国39%、韓国14%、台湾13%、インド9%、ブラジル5%などを主とする新興国株式に投資。(2020年12月時点)MSCI エマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)
eMAXIS 日経アジア300インベスタブル・インデックス中国26%、韓国20%、台湾16%、香港11%、インド8%、シンガポール4%、マレーシア2.5%、タイ2.3%、インドネシア2.2%、フィリピン1.5%の10国のアジア株式に投資日経アジア300インベスタブル指数(円換算ベース)

新興国の投資信託2つの違いは主に韓国の有無だけです。好みで選べばよいと思います。私はアジアが好きなので、楽天ポイントが貯まったらそのポイントを利用して日経アジア300インベスタブル・インデックスに投資しています。過去に投資成績を記事にしましたので是非覗いてみてくださいね。

これから中国経済はますます重要になってきそうです。是非投資対象の一つとして注目しても良いと思います。

投資は自己責任で

今日もありがとうございました。

私が利用している楽天証券ではすでに証券口座を持っている方やまだ口座開設していない方にもお得なキャンペーンを定期的に実施されています。是非チェックしてみてくださいね。

楽天証券

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